2026/05/22

同じビルで育んだ、食と美のつながり。有名百貨店×名古屋浅田が取り組む、新しい会食のかたち。

名古屋駅に直結するJRセントラルタワーズ。そのビルの中に、加賀料理の料亭『名古屋浅田』と、ジェイアール名古屋タカシマヤはともに店を構えています。

長年、同じビルで多くのお客様をお迎えしてきた両者が、「美と健康」というテーマでつながりました。ジェイアール名古屋タカシマヤのコスメイベントに、名古屋浅田の野菜会席を組み合わせる取り組みです。

なぜ料亭と有名百貨店がつながったのか。名古屋浅田のおもてなしの在り方とともに、ご紹介します。

同じビルに店を構える、二つの「美」の場所

JRセントラルタワーズは、JR名古屋駅に直結する複合商業ビルです。ジェイアール名古屋タカシマヤを核店舗に、オフィス、ホテルが一体となった名古屋の象徴的なランドマーク。名古屋浅田は、2004年の開業以来、このビルの中でお客様をお迎えしてきました。

ジェイアール名古屋タカシマヤといえば、コスメ売場の充実でも知られています。パーソナルカラー診断や肌状態の測定など、「自分らしく美しくあること」をサポートするサービスが揃う場所です。

一方、料亭である名古屋浅田が大切にしてきたのも、やはり「お客様が美しく、心地よく過ごせる場をつくること」。おもてなしの向かう先は、どちらも同じです。同じビルで長年並び立ってきた両者がつながったのは、ある意味、自然なことだったかもしれません。

美と健康を求めるお客様が、確実に増えています

近年、名古屋浅田を訪れるお客様の意識が変わってきました。コロナ禍を経て、健康や自分の体と向き合う意識が高まったのかもしれません。

かつては「たくさん食べて、たくさん飲む」という宴席のスタイルが主流でしたが、今は変わりつつあります。「美味しいものを、丁寧に楽しみたい」「食べることで自分を整えたい」という方が増えてきました。特に女性のお客様に、その傾向を強く感じます。

美しくありたい、健康でいたい。その気持ちと、「良いものを口にしたい」という食への意識は、実はとても近いところにある。名古屋浅田はその接点を、料理と空間を通じてお届けできる場所だと考えています。

なぜ「やさい会席」だったのか——コスメイベントへの提案

名古屋浅田では、旬の野菜を主役にした「やさい会席(野菜会席)」をご提供しています。加賀野菜をはじめとした季節の野菜を中心に据えた献立は、見た目の美しさと体への優しさが両立しています。

ジェイアール名古屋タカシマヤのコスメイベントに集まる女性のお客様は、美しく健康でありたいという意識が高い方々です。「肌や体を内側から整えたい」というニーズと、野菜をふんだんに使った会席料理の考え方は、自然にフィットすると感じました。

同じビルに長年共存しているからこそ生まれた信頼感もあったと思います。「食べることが、美しさや健康につながる」というメッセージを、料理を通じてお伝えできる。それがこのコラボレーションの核心です。

料亭という場が持つ、セルフイメージを上げる力

料亭は、日常から一歩離れた特別な空間です。凛とした空気、美しい器、丁寧に作られたお料理、心を込めた接客——それらが重なって、訪れた方の気持ちをゆっくりと整えてくれます。

体に良いものを食べるという体験は、「自分を大切にしている」という心地よい感覚につながります。それは、日々の忙しさのなかで忘れがちなセルフイメージを高めることにもなります。

特に、仕事や生活で忙しく過ごしている女性にとって、料亭でのひとときは、明日への自分自身への小さな投資。百貨店との取り組みは、これまで料亭に馴染みのなかった方々にも、そんな「自分をいたわる時間」をお届けするきっかけになればと考えています。

「お客様と同じ女性として」——スタッフが共感する、美と健康への想い

この取り組みを通じて、あらためて見えてきたことがあります。それは、美と健康を意識し、自分を整えたいと願う気持ちは、お迎えする私たちスタッフも同じだということです。

名古屋浅田で働くスタッフの多くは女性です。毎日着物を着て、美しい所作でお客様をお迎えするなかで、私たち自身もまた「良いものを目にし、良いお料理を近くで感じる」ことで、日々心と体を整えています。

美と健康のために料亭を選んでくださるお客様の気持ちに、一番近くで寄り添える存在でありたい。そんな同じ女性としての共感があるからこそ、心を通わせるあたたかなおもてなしが生まれるのだと感じています。

浅田で働くことで、自分自身も変わっていく

そうした心地よい時間を演出するため、浅田では、茶道や華道、日本舞踊などに触れる機会もあります。美しい所作や立ち居振る舞いを学ぶのは、お客様のためでもありますが、スタッフ自身の変化にもなっています。

「入社してから着物を着ることが好きになった」「所作が変わったと家族に言われた」。そんな声をスタッフから聞くことがあります。料亭という環境のなかで毎日丁寧に仕事をすることが、自分自身を整えることにもつながっているのだと思います。

そんなスタッフたちの小さな変化の積み重ねが、料亭の凛とした空気感を作っています。

美と健康をテーマにした、心づくしのおもてなし。それを、お迎えするスタッフ一人ひとりが心から体現できる場所として、浅田はこれからもお客様をお待ちしております。

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