美しい日本の文化を、
次世代に継承したい。
『伝統』と『革新』を、
ともに尊重して。
慶応三年より今日まで約一五〇年の歴史を紡ぐ、古都・金沢の旅籠『浅田』に源流を持つ私たち。昭和四六年の赤坂店開業以来、伝統の加賀料理と、お座敷でのおもてなしを、お客様にご提供し続けてまいりました。私たちの使命は、かけがえのない日本の文化を次世代へと継承していくこと。一方で、伝統を守ることと、伝統に固執することは違います。時代の変化に伴い、お客様が望まれるものも常に変化を続けています。大切なのは、日々、お客様が何を求めていらっしゃるのかを感じ取り、それをお店で表現していくこと。『伝統』と『革新』。相反するようにも見える二つの要素を、ともに尊重していくことが、真の意味での文化の継承につながっていくのです。
謙虚かつ素直な姿勢で、
学び続けていきたい。
伝統的な料理や、おもてなしの心というものは、古典芸能の世界と同じく人から人へ、心から心へと受け継がれていくもの。だからこそ、『浅田』で働く従業員たちには、常に謙虚かつ素直な姿勢で「学び続けていく」姿勢を大切にしてほしいと考えています。所作や立ち居振る舞い、さらには人間性にも磨きをかけていけるような独自の教育体制は、そんな思いの表れです。ちなみに、浅田の総料理長・新藤実は、六十代後半を迎えた現在でも「料理は難しい」「毎日が勉強」というのが口癖で、今なお自己研鑽に余念がありません。私自身も、日々が学びの連続です。ともに学び、ともに成長していけるあなたを、新しい仲間としてお迎えしたいと考えています。
浅田屋伊兵衛商店株式会社
代表取締役 浅田 松太