「美味しい」と喜んでいただくために、他にはない料理を探求し続ける。

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和食を極めるため、1年目から
チャンスのある環境に。

小さな和食店で働いていた私が、和食の道を極めるため『名古屋浅田』のオープニングメンバーとして入社したのが2004年。様々な仕事にチャレンジしながら、しっかりと和食を学びたいという想いが強かったため、1年目から雑用で終わらず食材に触れ技術を習得できることは願ってもない機会でした。包丁の技術、火の入れ方などできないことができるようになること、任される仕事の幅が広がること、多くの仲間と協力して料理を仕上げていくことに日々成長を感じ、とても楽しかったのを覚えています。若いうちからチャンスを掴める、スピーディーに技術を身に付けられるという恵まれた環境の中で学んだ約10年間は、多くの刺激に溢れていました。

自分の料理で喜んでもらう
一つの選択肢が独立だった。

スキルアップのために様々なお店を食べ歩いたり、独立した先輩の話を聞いたりする中で芽生えたのが、「お店を持つ」という選択肢。「自分の料理でお客様を喜ばせたい」という想いが強くなるにつれ、その選択肢が夢へと変わっていったのです。先輩や料理長からアドバイスをいただいたほか、女将も常連のお客様に独立をお知らせしてくださるなど温かい応援もあり、2015年に味感『ことほぎ』をオープンすることができました。最初は、料理やおもてなしなど随所に『浅田』の精神を意識したお店作りを行いながら、日々新しい食べ方や組み合わせ、味を探し求め、今は独自のスタイルができつつあります。お客様に美味しく楽しく過ごしていただくことが、私の喜び。『ことほぎ』らしさを表現する料理を、さらに探求していきたいです。

料理人を続ける秘訣は、
楽しみを見つけ挑戦すること。

料理人は、地味な仕事も多く肉体労働だからこそ、自分なりの楽しみを見つけることが長く続ける秘訣だと感じています。私が『浅田』で働いていた時に意識していたのは、教えてもらうのを待つのではなく「教えてください」と声をかけたり、小さな目標を設定して毎日クリアしていったりすることでした。まずは「三枚おろしのスピードを上げる」「盛付を綺麗にする」など達成しやすい目標からスタートし、徐々に「メニュー企画」「経営」など大きな目標を立てていったのです。その積み重ねの先に、独立がありました。貪欲に教えを乞うこと、目標を立て積極的にチャレンジすることで、ゆくゆくは料理長などへのキャリアアップや独立、収入面での安定もついてくるのではないかと思います。


味感『ことほぎ』伊藤 元寿 さん

圧倒的なスピードで技術を習得できたからこそ叶った、24歳での独立。

日本料理『珀也』片岡 晋也 さん

「美味しい」と喜んでいただくために、他にはない料理を探求し続ける。

味感『ことほぎ』伊藤 元寿 さん

『浅田』での様々な学びや出会いすべてが、料理人としての礎に。

蕎麦『もり木』森 雅史 さん