『浅田』での様々な学びや出会いすべてが、料理人としての礎に。

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自分自身の心持ち次第で、
どんな機会もプラスになる。

『浅田』で学んだ五年間を振り返ると、何一つ無駄なものはありませんでした。扱う食材や器、技術、すべてにおいて一流ですから、前向きな気持ちで日々の仕事に取り組めば、どんな些細な仕事であろうと必ずプラスになるのです。私自身、外に出て改めて『浅田』のレベルの高さを感じましたし、素晴らしいお店で料理人として成長できたことを誇りに思っています。また、かけがえのない仲間と出会えたことも私の財産です。同じく独立を目指す同僚と、目標に向かってモチベーションを保ちながら一緒に切磋琢磨できたことは良い思い出ですし、退職後も料理長や当時の同僚と料理について熱く語り合える関係性を築けていることが嬉しいです。

浅田で触れた蕎麦に
魅了され独立の道へ。

蕎麦『もり木』は、十割蕎麦や旬の食材を活かした日本料理を提供するお店です。『浅田』で働き三年が経った頃、蕎麦打ちを担当したことがきっかけで、美味しい蕎麦を極めたいと思うようになりました。こだわりは、手間と時間をかけて手挽きし、香りや味を引き出したそば粉です。また、他店では味わえない塩つゆも大きな特徴。この塩つゆは浅田オリジナルであり、美味しさを追求するためにどうしても提供したいと思い料理長に掛け合って、使用許可をいただいたものです。「独立したい」と思っても、実現するのは容易ではありません。料理人としての夢を応援してくださる多くの方々の支えのおかげで、今の私、そして「もり木」があります。

考え続けること、
進化することを止めない。

私が大切にしているのは、常に考え続けること。それに気づかせてくれたのは、『名古屋浅田』の料理長です。実は、料理長の計らいで独立準備の間アルバイトをさせてもらっていたのですが、そこで料理長と出張料理を担当する機会がありました。私がすべての仕事を終え安堵していたところ、ふと料理長が「次はこうすればうまくできるな」とつぶやいたのです。料理人としての志や意識の差を感じましたし、私自身の思考も大きく変化するきっかけになった印象的な一言でした。『もり木』は十年の節目に業態変更を行うことを決めたのですが、これもお客様に美味しい料理を味わい喜んでいただけるよう常に考え続けた結果です。経営者・料理人として思考を止めず、常に進化し続けていきたいと思っています。



蕎麦『もり木』森 雅史 さん

圧倒的なスピードで技術を習得できたからこそ叶った、24歳での独立。

日本料理『珀也』片岡 晋也 さん

「美味しい」と喜んでいただくために、他にはない料理を探求し続ける。

味感『ことほぎ』伊藤 元寿 さん

『浅田』での様々な学びや出会いすべてが、料理人としての礎に。

蕎麦『もり木』森 雅史 さん