「浅田」では、金沢の旅人宿から受け継ぐ「おもてなし」の心を大切にしております。ご接待、お祝い、ご法要のお席など、さまざまな大切な場面で、お客様の立場にたった誠実な接客をいたします。 身だしなみと心の姿勢を正し、心からの笑顔と感謝の言葉でお出迎えします。お客様のお邪魔をしない謙虚さを保ちながら、お席がうまく運びますよう、行動や表情に気を配り、お客様が求めていることから一歩先回りした行動を心がけています。
余談ではございますが、最初にお出しするおしぼりは、一般的なものより厚く、大きなサイズものをご用意しております。これは旅人宿からの名残で、お席に着かれたらまずはしっかり厚みのあるおしぼりで拭い、「ゆったりとおくつろぎいただきたい」という思いを込めております。
伝統、鮮度、調理術を重んじる味わいとともに、藩政時代より受け継ぐ、金沢の豊かな料亭文化に基づいたおもてなしでお迎えいたします。
玄関には昭和30年代創業、金澤・浅田屋の土蔵入口の意匠を凝らしました。そこにかかる炭黒の大暖簾には、屋号の「くずしまんじ」を染め抜いております。 一歩店内に入ると、そこには都心の喧騒を感じさせない非日常的で品格漂う空間が広がります。
品のある調度品や、華やかな彩りを添える生花がさりげなく飾られ、凛とした空間にもやすらぎをもたらします。
お部屋はすべて個室になっており、接客係が給仕いたします。隣り合うお部屋でも、なるべくお顔を合わせないような造りになっており、大切なひと時のプライバシーが保たれるよう設計しております。