
加賀の国金沢は地形的に北陸道の要衝にあたるため昔から東と西の文化が合流するところと言われています。さらに前田家加賀百万石の政策は文化振興に力を入れていた関係であらゆる物作り分野の第一人者を金沢に招聘しました。楽焼は大樋焼として今に残り伊万里は九谷焼とつながりが深く京友禅は加賀友禅になるなど各分野の作家と作品が数多く育成されました。その結果日本を代表する工芸作者が集う町となりました。料理の分野も日本の東西を貫く素材、調理法が今に伝わっています。例えば有名な「治部煮」もどちらかというと阿蘭陀、長崎の雰囲気と言えます。
このような歴史的な背景をもつ加賀料理は上方でもない江戸でもない独特の雰囲気が今に伝承され加賀金沢を代表する有形文化として存在し続けているのです。
五月といえば昔から「初鰹」。いまどきの漁師さんたちは沖合いでの一本釣りが盛んになり、年中鰹の入荷が切れることは無くなりつつあります。しかしやはり旨みが乗ってくるのはやはり昔から「旬」といわれる今頃です。
鰹料理でタタキといえば本場高知の皿鉢料理。わらで火をおこしその火で焼き目を入れポンズで頂くのが高知流です。 浅田では普段鰹はあまり使いませんが、浅田流の召し上がり方はサラダ風。
イキの良い鰹を気持ち薄めに切ります。たっぷりの新鮮野菜の上に鰹を乗せてみぞれポンズで頂きます。何杯でもお替りしてしまいます。栄養豊富、動物蛋白たっぷりで体質改善にも最適です。
加賀太胡瓜と赤烏賊
鰹叩きと金時草